高支持力工法
Hyper-ストレートNT工法
プレボーリング拡大根固め工法「Hyper-ストレート工法」を
バージョンアップさせたNEXT工法(高支持力工法)
Hyper-ストレートNT工法は、 既存の高支持力工法である「Hyper-ストレート工法」を踏襲
し、支持力性能向上・適用範囲の拡充・設計の自由度を実現したNEXT(NT)工法です。
全掘削工程が同径のストレート掘削であるという特徴は変わらず、 杭径の1.33倍以上で掘削
した孔に同配合のセメントミルクを注入しながら、根固め部及び杭周固定部を各々築造し杭
を挿入します。根固め部に位置する下杭には、 先端に溝付きの専用杭を使用し、根固め部と
杭体の一体性をより強固なものとしています。
このように、 シンプルな施工及び品質管理により、 高難度な地盤においても確実な施工が
可能で、且つ高支持力を実現した工法になります。
特長・規格
(1)シンプルな施工
Hyper-ストレートNT工法は、全掘削工程を同径で施工するストレート掘削のため、施工
管理が容易で工期も短縮されます。
(2)先端に溝付き杭を使用
溝付きの専用下杭を根固め部に挿入することで、 より強固に杭体と根固め部を一体化さ
せます。
(3)適用範囲拡充により経済設計が可能
従来のHyper-ストレート工法に比べ、Hyper-ストレートNT工法は支持力係数α(417)・
杭先端平均N値(N=17以上)・適用杭径(φ300mm~φ1200mm)等の範囲を拡充し、より
効率的な設計が可能となっています。
(4)施工管理
Hyper-ストレートNT工法での施工時には「施工管理装置」を活用することで、 根固め部
の築造管理や支持層管理をリアルタイムに行い、工事品質管理と信頼性の高い施工が可能
です。 施工管理者が操作ボックスのモニターを操作・確認しながら確実に施工管理ができ
ます。(積分電流計、流量計など)
支持力算定式
施工手順
適合条件
認 定 番 号 | 適 応 杭 径 | 適 応 地 盤 | 適 応 施 工 長 |
---|---|---|---|
TACP - 0675 | φ300 ~ φ1200 | 砂 質 地 盤 | 杭施工地盤面 -65.9 m |
TACP - 0676 | 礫 質 地 盤 | 杭施工地盤面 -69.0 m |